流産後の妊活で取り組むべきポイントを紹介。再妊娠へ向けて出来ること。

はい、よしかいです。
今回は流産後の妊活再開にあたり、気をつけるべきことについて解説します。
流産は辛い経験ですよね。
肉体的にも精神的にもかなりしんどいはず。
もう次は流産したくない。次こそは!
そんな人向けの記事です。
先ずはこちらの動画をご覧ください。
この記事のもくじ
流産後の妊活はいつから再開していいの
流産後は体の中で滞りができています。
これを東洋医学では「悪血」と言います。
まずはこの悪血をなくして妊活を再開するのかいいでしょう。
では具体的にどのような方法で流産に伴う悪血を解消していくのか?
結論から言うとお灸をしてください。
具体的なツボの位置は以下の動画を参照してください。
お灸はどの様なモノを使えばいいの
ここで使用するお灸はドラッグストアで購入できるもので構いません。
注意するポイントは本物のもぐさを原材料で使用していること。
最近は炭みたいな偽物のお灸の結構出回っていますのでご注意ください。
もしもどのようなお灸が本物のも草なのか分からなければ以下の写真のお灸をネットで買ってもいいかもしれません。
流産の原因から今後出来ること
流産の原因は染色体の異常がパーセンテージとして最も大きいです。
ついで不育の因子がある場合と続きます。
つまり精子や卵子に染色体のエラーがあったため受精卵が自然淘汰されたと思われる例が一番多いわけです。
では、この染色体のエラーに対してあなたができることとは何か?
これは月並みですが生活習慣の改善です。
具体的に言うと、食事と睡眠と運動とストレスケアです。
中でも食事から得られた栄養で卵子や精子は作られていますから食事の見直しが必須となります。
妊活に取り入れるべき食事については以下の記事をご覧ください。
運動と睡眠に関してはそれぞれ次の動画を参考にしてください。
睡眠に関してはこちらの動画↓↓↓
食事や運動や睡眠の改善も取り組んでいきどれくらいで体が変わってくるのか?
妊活の現場で多くのご夫婦を見ていると最低でも3~4ヶ月は期間を要しています。
なので粛々と実践していってください。
不妊じゃなくて不育かもと思ったら
もしもあなたが不妊ではなく不育かも?
そんなふうに思ったならぜひ検査を受けてください。
巷では2回の流産経験後に不育の因子を疑い検査を勧められることが多いです。
しかしながら、また流産を経験したくはないものです。
なので一度でも流産した場合は検査を受けることをお勧めしています。
もちろん実費になりますのでお金はかかりますが疑わしき要因は潰しておいた方がいいと思います。
不育の検査どこでするの?
もしかしたら、あなたの町の近くのクリニックでも不育の検査を行っているかもしれません。
しかし、不育はまだ明確になっていない側面も多く検査しなくてはいけない項目も多岐に渡ります。
なのでお家からは遠くなるかもしれませんがインターネットで検索して不育を専門として扱っている病院を探し出してそこで検査を受けることをお勧めしています。
当店では小田原からは少し距離があるのですが新横浜にある杉ウイメンズクリニックへ一度問い合わせると良いですよと助言しています。
不育に対して自分で出来ること
不育の因子があれば薬でコントロールしていきます。
不妊鍼灸の現場で見ていると割と薬でコントロールすることが容易なように感じます。
ただしタクロリムスの使い方に関しては少し注意が要するように感じましたので免疫が原因で不育状態に陥っている形はこちらをご覧ください。
それでは不育に対して自宅で自分でできることについてシェアします。
それは腸内環境を悪化させないということです。
具体的に説明します。
腸内環境と不育の関係性
腸内環境の良し悪しと不育は因果関係があると思われています。
理由は本来であれば受け入れられるべきである受精卵を攻撃してしまっている要因は簡単に言うと花粉症とかと同じ原理だからです。
まず理解していただきたいことは、 受精卵は半分はあなたの遺伝子から成り立っていますがもう半分は旦那さんの遺伝子からできているという事実です。
つまりあなたじゃないものが子宮内膜にくっつき同化しようとしている状態なわけです。
体としては本来許容して受け入れるべきですが「異物が来た!攻撃しなくては!」そんな状態になっているのが免疫による不育だと思ってください。
花粉症がどう関係してるのか
まずここまでの前提条件をご理解いただいた上で今度は花粉症について少しお話しします。
本来であれば異物と見なすまでもない「花粉」を体内に侵入してきた悪者だと認識してしまい過剰に攻撃してしまう。
これが花粉症です。
では花粉症の鍼灸はどのようにおこなうのか?
大腸経という経絡(気の流れてる道筋)と小腸経という経絡を使っていきます。
イメージしていただきたいのは大腸や小腸と言う消化管の状態が良くなると花粉症も軽くなるということです。
大切なのは腸のバリアをしっかりすること
大切になってくるのは腸が炎症していない状態、腸から体内に分子量の大きい栄養素を侵入させないようにすることです。
そもそも腸は壁の部分が網目構造になっていてそこから栄養を体内に取り組んでいます。
この網目構造にはある程度小さいサイズの栄養素しか入ってこれない仕組みになっています。
しかし腸内環境が悪くなって、分子量の大きい栄養素まで通過してしまうとどうなるか?
体は異物が入ってきたとみなして攻撃します。
これは正常な反応であり、また必要な反応です。
攻撃が常態化してる状態が危険
しかし腸内環境が悪く攻撃することが当たり前になっていると常に戦争状態みたいな状態です。
戦地は治安が悪いですよね?
つまり体で常に異物との戦いが起きているような状態だと戦っているので洗浄は炎症しています。
慢性的な炎症状態で緊張感が強い状態。
東洋医学では陰虚内熱状態が強い状態といいますが、この状態だと色々な物を攻撃してしまいます。
これが原因
そうです。
これが原因で攻撃しやすい状態になっているのです。
なので対策としては攻撃しないような体を作るということになりますよね。
そのために少しでも免疫が暴走しなくて済むような生活をしなくてはいけません。
それは体に酸化ストレスを与えないことだったり糖化をさせないことだったりします。
なので腸内環境の改善が大事になるわけです。
不育のセルフケア
では自分で取り組める不育に対するアプローチとは何か?
これは以下の二つのものを口にしないようにしてください。
- グルテン
- カゼイン
この二つをあなたの食生活から排除するようにします。
具体的に何かと言うと・・・
小麦製品を断つべし
グルテンとは小麦のタンパク質です。
なので
- パン
- パスタ
- ラーメン
- うどん
- ピザ
この辺の小麦食品を食べないようにします。
あなたはホットケーキをご自宅で作ったことはありますか?
作り終えた後混ぜたボウルを洗おうとする時結構粘って残ったタネが取れない場合ってありませんか?
あの粘りがグルテンによるものです。
もしもあんな風に粘った状態が腸壁にべっとりとくっついて剥がれないと想像したらどうですか?
炎症起きそうですよね!
乳製品を断つべし
もう一つはカゼイン、つまり乳製品を断つようにします。
具体的に言うと
- ヨーグルト
- チーズ
- 牛乳
- 生クリーム
理由はカゼインと言うミルクタンパクがやはり腸壁に炎症を起こすからです。
乳製品についてはこちらの動画をご覧ください。
もしも乳製品を使わなきゃいけないようなシーンがあれば豆乳で対応していただけたらと思います。
不育に対する考察まとめ
流産は本当に辛い経験ですよね。
もう二度と経験したくないと思います。
次の妊娠で出産まで到達するために疑わしい因子は消しておく!
そのために是非、不育の検査は受けてみてください。
それと同時並行で自分でできること。
今回の記事の中でまとめたセルフケアを是非粛々と実践してみてください。
あなたの元に1日も早く赤ちゃんが訪れることを心よりお祈りしています。
では