ぎっくり腰の施術について
ぎっくり腰になってしまった。鍼灸施術でよくなる?あと自分で出来る対策とかってあるのかなぁ?
花子さん
OK! ぎっくり腰になった時の対処法と鍼灸を受けるタイミングについて説明するね。
ジュン
本記事の内容はこちらです。
ぎっくり腰になった時の対処方法とは?
ぎっくり腰になった時の対処法には二つあります。
これは ぎっくり腰になった経緯から判断することができます。
・スポーツや格闘技で急激にひねったり打ったりしてから痛くなった場合
・重いものを持ち上げたりくしゃみをしたりして痛くなった場合
つまり、外から大きな外力がかかってぎっくり腰になったのか否かで判断してください。
外から大きな力がかかってぎっくり腰になった場合はまず冷やしてください。
そんなに腰に負担をかけていないのにぎっくり腰になった場合は温めてください。
具体的な方法としては冷やす方は氷を使ったアイシングや湿布でいいでしょう。
なんでこれぐらいの動きでぎっくり腰になるの?的なぎっくり腰は温めです。
具体的には貼るカイロを使ってください。
温めがいいからと言って温湿布ではダメですよ。
ぎっくり腰の原因
ぎっくり腰の原因として筋肉の繊維がぶちぶちと切れてしまっている場合。
そうではなく、たてよこななめと縦横無尽に走っている筋肉の塊同士の間の隙間、ここで 起きている場合。
このふたパターンが考えられますが、いずれにせよ壊れてしまった筋繊維や筋膜の滑らかさを取り戻すことが必須となります。
ぎっくり腰でやったらダメな対処法
ここで大事なことが運動やストレッチはやったらいけません。
繰り返しますが運動やストレッチはやったら駄目です。
理由は傷んでいる筋繊維をさらに痛めてしまう可能性があります。
筋肉と筋肉の表面を覆っている筋膜の摩擦を強めてしまい痛めてしまう可能性もあります。
動けない時会いたい時は何とかしたい!
そんなふうに思って筋トレやストレッチをしてしまう場合がありますが絶対にダメですよ!
それからマッサージもあまりお勧めは致しません。
私は鍼灸を専門に施術を行っていますが、マッサージに行ってから悪化したというケースで来店される方はかなり多いです。
なぜそのようなことになってしまうのか?
理由は運動やストレッチと同じで正面から筋繊維をぎゅうぎゅうと押したり揉んだりすることによって二体の部分的な断裂が進んでしまう場合があるのだと思います。
とはいえ、マッサージでよくなる方もいるので信頼できるマッサージ師さんが近くにいるのであれば有効かもしれません。
鍼灸でできる事とは?
鍼灸では傷んだ筋繊維やよれてしまった筋膜に対して鍼施術を行います。
意図的に筋肉を傷つけることによって固くなってしまっている筋肉や部分的に断裂してしまっている筋繊維の修復を早める効果があります。
大事なのは意図的に行っていることです。
筋肉や筋膜には 伸びたり縮んだりしやすいポイントというのが存在します。
トリガーポイント、こんな言葉聞いたことがありますか?
このトリガーポイントを意識して、さらに経絡という気の流れからつぼを選んで行くのでより的確な施術ができるのです。
放っておくと、ぎっくり腰から慢性的な腰の痛みに移行する場合もありますのでご注意ください。
基本的にぎっくり腰は良くなるまでの施術回数は少なくて済みます。
対処方法を間違ってしまったぎっくり腰は慢性的な腰の痛みに移行しやすく、良くなるまでの施術回数も増える傾向にあります。
下の動画のこの方もぎっくり腰から慢性的な腰の痛みに移行してしまったケースです。
免責事項:あくまで個人の感想と変化であり、結果や効果を保証するものではありません。
でもね、大丈夫ですよ!
ちゃんとしたプロセスを踏めばこじれたぎっくり腰も楽になりますからね。
一方ぎっくり腰になってすぐに鍼灸を取り入れた場合は緩解も早い傾向があります。
一つ例を紹介しますね。↓↓
よしかい鍼灸院のぎっくり腰に対する施術例
免責事項:個人の感想につき、効果効能を保証するものではありません。
追記
ぎっくり腰になった際や鍼灸をうけた日、お風呂はどうすればいいですか?
こんな質問を頂いたので記事にしました。