妊活のタイミング法で妊娠率をアップする3つの方法を紹介
今回は 妊活中のタイミング法についてお伝えします。
クライアントさんにヒアリングしているとタイミングを取るタイミングが間違っていてもったいないなと思うことが結構あります。
実はどのタイミングで仲良しをするかで妊娠率は大きく変わってきます。
そこで今回は妊活の現場で実際に患者さんにお伝えしているタイミングの取り方についてお伝えしていきます。
それでは早速内容です。
この記事のもくじ
妊活のタイミング法4つの勘違い
これから妊活を始めるぞ!というタイミングの患者さんの話を聞いていると次の4つの間違いをしている場合が多いです。
一つ、排卵日にタイミングを取っている。
二つ、排卵日の二日前にしかタイミングを取っていない。
三つ、排卵日の後にタイミングを取っている
四つ、 体温アプリの言うことをそのまま信じている
この四つのパターンが多いです。
これらは間違いではないのですがもったいないなーと思います。
ちょっと修正するだけで妊娠率は上がっていきますので是非これから言うことをしっかりと理解して実践してみてください。
妊活のタイミング法で最も重要な事
まず今の四つの間違いの中で共通する事ってなんだかわかりますか?
それは排卵日がいつか?
これが特定されていることが重要になるということです。
なぜこの排卵日が重要なのか?
その理由は卵子の受精可能な時間が非常に短いということに尽きると思います。
排卵日の特定の仕方については別動画にしてありますので概要欄に URL を貼っておきます。
以前は卵子は排卵されて24時間ほど受精能力があるという風に教わってきました。
しかし最新の科学では排卵されてから24時間は生きているが受精可能な時間はもっと短く、研究によって差異はありますが5~6時間とも言われているし、12時間とも言われています。
例えば今日の朝の6時に排卵したとすれば、今日の夜にタイミングを取ってもすでに受精可能な時間を過ぎてしまっているということです。
なので排卵後にタイミングを取って受精可能か否かということはかなりタイトなスケジュールになります。
タイミング法の極意は精子の寿命にあり
これを解決する方法として精子の寿命の長さを利用します。
卵子の寿命が24時間なのに対して精子の寿命は3日から5日と言われています。
つまり排卵を待ってタイミングをとり精子を送り込むよりも精子がすでに待機していて卵子を迎える状態の方がベターなわけです。
じゃあ何で排卵の二日前にタイミングをとるだけじゃダメなの?
こんなふうに思うかもしれませんね。
なんとなく皆さんは卵子に向かってよーいどんで精子が泳いで言って一番に到達した子が受精できるという風に思っていませんか?
このイメージはドキュメンタリーなんかでもよく目にしますので刷り込みがあってもおかしくありません。
ただし実際は卵子はそんなにウエルカムな感じで迎えてくれるわけではありません。
受精とは城攻めなり
実は卵子の表面には透明たいという固い膜があります。
この膜は非常に硬くなかなか精子は突き破ることができません。
精子っておたまじゃくしみたいな形してますよね?
あの頭の部分からその卵子の表面の膜を破るための酵素を出してちょっと頭痛透明たいという固い膜を剥がしていくようなイメージです。
なんとなく城攻めみたいなイメージがありませんか?
城壁を壊して中に攻め入るためには兵隊は多い方がいいですよね?
透明体を囲むようにたくさんの精子があった方が受精する確率、つまり透明帯を突き破る確率というのが上がっていきます。
なので排卵する前に精子をどんどん送っといた方が有利ということです。
どんどん送るということはタイミングを一回ではなく複数回取るということがポイントになってきます。
具体的な方法を三つ上げますね。
タイミング法の具体的な方法
一つは排卵の前4日間連続でタイミングを取る方法です。
とはいえこの方法をお伝えすると多くの患者さんがいやいや四日間はちょっと無理ですね。
そんなふうにおっしゃる方が大半です。
この方法がもちろん一番妊娠率を上げる上では有効だと思いますが、無理なものは無理ですからちょうどいい塩梅の方法として・・・
ちょうどいい塩梅のタイミング回数
排卵日の2日前、4日前、6日前というふうに1日おきにタイミングをとるのもありです。
先ほど伝えしたみたいに精子は3日~5日生きてるわけですから、この方法なら排卵日が1~2日ずれたとしてもカバーできるわけです。
とはいえ排卵の前に3日も厳しいという場合はもちろん2日前だったりプラスアルファで4日前何ていう方法でもいいかと思います。
回数が多ければ多いほど良いのですが、そこはそれぞれの事情があります。
なので今までよりも多くというところからベイビーステップで実行してみてください。
タイミング法でシリンジ使用時の注意点
複数回タイミングをとるのが厳しいから、1回は仲良しをしてその他はシリンジでもいいですかと患者さんに言われたのですが、何と比較するかですのでシリンジを使わないと一回しかタイミングが取れないならシリンジを使った方がいいかもしれません。
でもシリンジを使う際も 行為として仲良しはした方がいいです。
フィニッシュできずにシリンジでというパターンだったらありという意味です。
なぜならば 子宮の収縮と弛緩そして頸管粘液の分泌が妊娠するか否かでは非常に大事になってくるからです。
まこれも色々難しくて精神的な事とか ED とかでなかなか自然な形での仲良しでは難しいという場合もあると思いますのでシリンジのみでこの方法で妊娠してる方もいらっしゃいますから全然シリンジが良くないよというわけではありません。
ケースバイケースですね。
後は大事なこととして仲良しの方法があります。
具体的な仲良しの方法についてはこちらの動画をご覧ください。
この辺を念頭に次の周期ぜひチャレンジしてみてくださいね。
本日は以上です 。