妊活にはタンパク質が重要な理由と具体的な摂取方法を紹介
妊活に大事な栄養素にタンパク質が挙げられます。なぜ重要なのかについてと具体的な摂取方法について動画を交えながら解説いたします。
この記事のもくじ
タンパク質が足りていない人多すぎ説
妊活するなら〇〇をしっかり取りましょう!
そんな情報がインターネット上や書籍にあふれています。
代表的なものが葉酸です。
葉酸は受精後の胎児の神経管閉鎖障害のリスクを低減すると言われています。
この情報は近年広く周知され妊活中の方も葉酸サプリを摂取している方は多いと思います。
葉酸については厚生労働省の健康情報サイトにも記載があります。
他にも代表なものとしては、ビタミンD、コエンザイムQ10、なんかも妊活に有用だとする情報をよく目にします。
一方、タンパク質についてはその有用性が見落とされがちかと思います。
妊活においてタンパク質はとても重要な栄養素と言えます。
なぜタンパク質が重要なのか?
タンパク質は私たちの体を形作る材料そのものです。
例えば、髪の毛や爪、皮膚や筋肉、内臓に至るまで全てタンパク質が材料となっています。
妊活に重要な女性ホルモンや様々な体の代謝に必要とされる酵素などもたんぱく質が原材料となっています。
なので妊娠しやすい体作りにはタンパク質という材料が必須の栄養素となってきます。
どれ位タンパク質を摂れば良いのか
ではタンパク質をどれくらい取れば妊活に有効なのか?
結論から言うと体重×1g~1.5gは摂取していただきたいと思います。
体重が50 kg の女性であれば1日に50g~75gのタンパク質を摂取することが求められます。
しかし、この量をクリアできていない方が多いのが現実です。
あなたも以下のような食事メニューで日々過ごしていませんか?
実際にクライアントさんから頂いたメニューを紹介してタンパク質の量を見ていきましょう。
事例から学ぶタンパク質の摂取量の実際
クリックで写真拡大
左から朝、昼、晩です。
このようなメニュー思い当たる節がありませんか?
朝は軽く、コーヒーとトーストだったり、 おにぎりが一個だったり。
結構、朝が軽い方が多いように思います。
お昼は前日の残り物だったり、簡単に作れる麺類が多かったり、糖質が過多なメニューだったり。
思い当たる節ありませんか?
皆さん夜は結構しっかりと作る方が多いと思います。
ご飯と汁物と主菜と副菜がある。
この食事メニューを責めるつもりは全くありません。
大多数の家庭がこのような食事メニューだと思いますから!
でも、妊活をおしすすめていくならば変える必要がありです!
このメニューの問題点は何か?
絶対的にたんぱく質が不足している点です。
タンパク質は食いだめができません。
体を構成する要素でありますから日々消費されていきます。
体重が50 kg の方が1日にタンパク質75g必要だからといって、朝食で75gのタンパク質を取ればそれで1日分オッケーかと言うとそういうわけではありません!
三食に分けて細かく摂取していくことが大事になります。
もっと言えば1日5回とかに分けてとると、血中のアミノ酸濃度が安定しますからなお良いかと思います。
話を戻します。
この事例のメニューではタンパク質を摂取するタイミングがほぼ夜のみになっています。
そしてこのメニューだとタンパク質の摂取量も約40g程となっています。
体重が50kgの人だったら足りないですね。
では次にどの食品にどのぐらいの量のたんぱく質が含まれているかも見ていきましょう。
食品別タンパク質の含有量
よく使う食品にはどれくらいタンパク質が含まれているのでしょうか?
いくつか具体例を挙げますね。
肉類(100gあたり)に含まれるタンパク質の量
- 鶏のささみ・・・23.0g
- もも肉・・・20g前後
- 豚ロース・・・19.3g
魚介類
- 鮭の切り身・・・17~20g
- あじのひらき・・・20.2g
- 焼きサバ一切れ・・・20.1g
植物由来
- 豆腐一丁300g中・・・19.8g
- 納豆一パック中・・・7g前後
いかがでしょうか?
結構意識しないと一日に必要なぶんのタンパク質は摂取できないことがお分かりいただけると思います。
とはいえ、朝からモモ肉を100gも食べられませんよね。
そこでオススメなのがプロテインです。
もちろん食事からタンパク質を摂取することが大前提です。
でもそれが難しい場合はプロテインの併用も妊娠しやすい体づくりの一助になると思います。
では次に具体的におすすめのプロテインと選ぶ際の注意について言及したいと思います。
おすすめプロテインの紹介
クリックで写真拡大
まず結論から言うとおすすめのプロテインはこの三つです。
選んだ基準は・・・
ネットで買いやすい商品であること。
バカ高くて続けられないものではないこと。
なるべくシンプルで添加物が少ないもの。
この三つの基準で選びました。
なのでこの三つの基準を考慮していれば上記のプロテインじゃなくても全然大丈夫です。
気を付けるべき点について少し深掘りします。
プロテインの選び方について
体づくりをする上において継続は必須の条件になります。
なのでどこでも買えるいつでも買えるということが非常に大切かと思います。
Amazon や楽天などで簡単に購入できるものを選びました。
プロテインの中には月額で毎月届くものやとても高価なものもあります。
それなりには妊活に有用な他の成分も添加されている場合もありとてもいいと思います。
しかし、高いがゆえに続けられないのであれば意味がありません。
継続して摂取できるような価格帯のものを選びました。
ちょっと脱線しますがお灸も妊娠しやすい体つくりに有効です。
こちらも参考に↓↓
話を戻しますね!
そして最も大切な点が添加物が入っていないことです。
よくドラッグストアなどで見かける有名なメーカーのものは飲みやすくするために色々な添加物が入っています。
一般的にプロテインを使う目的はダイエットや筋トレです。
なのでプロテイン自体のカロリーを落としかつ飲みやすくするために甘味料に人工甘味料を使用しています。
もちろんお砂糖よりはカロリーが低いですが人工甘味料が腸内環境を悪くしてしまうことが懸念されます。
妊活において腸内環境の良し悪しはとても大事な要因です。
食べたもの呑んだものからしっかりと血となり肉となりというフェーズを滞りなく行うために腸内環境は整えておく必要があります。
なのでなるべく人工甘味料は取りたくないのが本音です。
そこでプロテインを選ぶ基準も人工甘味料の入っていないもの、他の余計な添加物が入っていないものという基準で選びました。
もう一つ言及することとしては、お勧めしているものはホエイプロテインとソイプロテインの2種類があるということです。
プロテイン自体には他にもエッグプロテインやカゼインプロテインやヘンププロテインなどもあります。
なぜこの二つをおすすめするのか?
ホエイプロテインはソイプロテインと比べて吸収率が良いです。
ただしホエイプロテインはヨーグルトの上澄み乳製を原料として作られています。
なので乳糖不耐症の方にはあまり向きません。
吸収率は良いのですが、ホエイプロテインを飲むとお腹が張る、もしくは下してしまう場合は合わないものと考えた方が良いと思います。
一方のソイプロテインは吸収率はホエイプロテインより落ちますが原材料が大豆ですので牛乳に入っているラクトースに反応してしまうような方にも安心して使えます。
なので普段の生活で乳製品を摂取した時に何か胃腸にトラブルがある方はソイプロテインを選ぶようにしましょう。
まとめ
とにかくタンパク質の摂取量を増やしましょう!
体重×1.5gを基準に考えましょう。
特に朝食と昼食でおろそかになりがちなので意識してくださいね。
詳しくはこちらの動画をご覧ください。
食事から摂取ができない場合はプロテインを併用すべし!
もしあなたが妊活に鍼灸はどうなんだろう?
そんな風に思っているならこちらの記事をご覧ください↓↓