鍼灸の効果を科学的エビデンスを踏まえてわかりやすく解説
鍼灸の効果について疑問を抱いていますか?この記事では科学的根拠を提示しつつ有用性について正確に理解することができます。実際の効果や安全性、最新の研究結果、他の選択肢(整体など)との比較、あなたの関心に合わせた情報を現役の鍼灸師が提供します。
結論、鍼灸は効果あります!
理由を以下のポイントから深堀します。
鍼灸の効果を知りたい
特定の症状対する鍼灸の有効性について
科学的な根拠やエビデンスを紹介
鍼灸治療の安全性や副作用について
鍼灸の適切な利用方法や施術頻度について
鍼灸の効果に関する口コミや体験談を紹介
鍼灸と整体の効果を比較したい
鍼灸の効果を事前に調査して検討している
皆さんが気になる事を網羅的に記事にしました。気になるトピックを下の目次から選んでクリックしてください。
この記事のもくじ
鍼灸とは何か?
結論から言いますね。
鍼灸とは気の流れを調整して体の不調を解消する方法です。
「気」なんて言うと怪しいですか?
西洋的に言えば、鍼灸とは鍼とお灸を用いて体の特定のポイント(ツボ)に刺激を与えて血流や免疫を向上させる作用があります。
なぜ今鍼灸が注目されているのか?
最近はNHKでも何回も特集が組まれている鍼灸。
なぜ今注目を集めているのか?
それは「未病」が増えているからです。
検査や画像では異常がない。
でも違和感や不快感は感じている…
こんな人が増えていますよね。
脈や腹や舌の様子からその人個人の状態を推し量って施術を進めていく鍼灸や漢方が今注目を集めている理由はここだと思います。
個人に寄り添ったオーダーメードな施術ですね。
鍼灸の科学的エビデンスとは?
対象者の個体差や施術者の技術レベルなど同一条件での検証が難しいので、明確なエビデンスは示せないというのが私見です。
ただいくつか有名な研究データや統計が存在するので要点だけ紹介しますね。
鍼灸で男性不妊における精子の向上
バークレー生殖女性の健康センターの報告です。
鍼灸を受けた対象者の精子は受けなかったグループと比較して生殖能力が向上したそうです。
不妊における鍼灸の効果はこちらの記事も参考にしてください。
腰痛における鍼灸の効果
メリーランド大学医学部の報告です。
鍼灸に関する論文を分析した結果、慢性の腰の痛みに対して鍼灸の有用性を結論づけています。
勿論、慢性の腰痛だけではなくぎっくり腰にも鍼灸はおすすめ!
世界保健機関が鍼灸を認める
世界保健機関(WHO)は鍼灸や漢方を伝統医療として認める方向で調整しているとのこと。
2019年の春に行われる世界保健機関の総会で伝統的な鍼灸や漢方が国際疾病分類に追加される模様です。
このニュース、鍼灸師としては嬉しい限りです!
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
鍼灸で対応できる悩みとは?
鍼灸では様々な悩みに対応することができます。
ただ悩みの深さやその人の生活習慣、体質は十人十色。
ですから短絡的に腰の痛みにはきく、肩のコリにはきかない、などと悩み別で括ることができません。
鍼灸の現場で日々起きている実際。
例えば腰の痛みでも良くなる人もいれば、なかなか良くならない人もいます。
この差異はどこから生まれてくるのでしょうか?
それはその人の生活習慣であったり、生まれもっての五臓六腑のバランスであったり、アドバイスしたセルフケアに取り組んだか否かの差異だったりするのです。
西洋の価値観では部分にフォーカスします。
東洋は全体をひとつしとして捉えます。
一人一人に個性があるように、同じ悩みでも一人一人違うのです。
だから・・・
ここの鍼灸は良さそうだ!
そんな風に思える鍼灸があったならば、是非一度挑戦して欲しいのです。
当店のクライアントさんから頂いた口コミもご参考にどうぞ!
鍼灸師の技術力、あなたとの相性、あなたの悩みの深さ、様々な要因がうまくハマってあなたの悩みが解消されればとても素晴らしいことですね。
まとめ
鍼灸とは非常にあいまいなモノです。
「気」を扱います。
一つの事象を理解するために陰陽と言う二分類に分けたり、五行という五つに分けたり、干支に分けたりします。
全ては一つの事象を理解するための内なる分割です。
相対の中で評価していきます。
科学的エビデンスはなかなか得られないかもしれません。
でも古来より連綿と続く鍼灸や漢方が様々な人の悩みを癒してきたことは厳然たる事実なのです。
だからもしあなたが科学的エビデンスが得られないような悩みを抱えているのであれば、一度鍼灸を試してみてください。
鍼灸が初めてで怖い人はこちらの記事をご覧ください。病院で「異常がない」とか 「老化現象です」とか「とりあえず様子を見ましょう」そんな風に言われた。
けれど「私は、今この不調を感じている。」そんな風に思っているなら、東洋の叡智を試してみてください。
悩み別の鍼灸施術について記事を書きました。
あなたの悩みがこの中にあればご覧ください。
質問や相談はお気軽にどうぞ。
この記事が役に立ったらSNSでシェアしていただけると励みになります。